未経験ゲームプログラマーの転職面接では、実務経験よりもポテンシャルや熱意が重視される傾向にあります。面接に挑む際は、採用担当者の質問の意図を理解し、未経験だからこそ持っている「伸びしろ」や「企業への貢献意欲」を明確に伝えることが大切です。あらかじめ回答を用意しておくことで、落ち着いて面接に挑めるでしょう。
志望動機は、業界や企業に対する興味関心・熱量が反映されるため、面接の場では必ずといっていいほど質問されます。「なぜゲーム業界なのか？」「なぜこの会社なのか？」という点について、しっかりと答えられるようにしておきましょう。回答する際、企業研究の深さを示せると好印象に繋がります。
回答例
御社の〇〇というタイトルの、処理負荷を感じさせない安定性に感銘を受けました。独学で得たプログラミングの知識を、ユーザーに感動を届けるプロの技術として追求したいという想いから、応募させていただきました。
異業種からの転職理由を聞くことで、採用担当者はあなたの覚悟や前職の経験を活かす論理的な思考があるかを確認したいと考えています。転職理由について回答する際は、「新たな価値創造への挑戦」など前向きな理由を伝えるようにしましょう。 前職で培った「問題解決能力」「自己管理能力」「チームでのコミュニケーション能力」をゲーム業界で活かしたい、という転職理由も立派なアピール材料になります。
回答例
前職で身につけた論理的な課題分析力は、バグの特定や効率的なコーディングに活かせると確信しています。これまで培ったスキルを活かしながら、技術を追求できる仕事に挑戦したいと思い、このキャリアチェンジを決断しました。
同じ未経験でも、基礎知識があるのとないのとでは大きな差があります。独学で身につけたスキルがある場合は、積極的にアピールしたいところです。面接前にポートフォリオを制作しておくと、スキルの説明がしやすいでしょう。説明する際は、制作中にどのような課題に直面し、どう乗り越えたかというエピソードを加えることも大切です。
回答例
UnityとC#で2Dアクションゲームのプロトタイプを制作中です。特にオブジェクト指向の概念を理解するのに苦労しましたが、手を動かして小さなコードを書き続けることで体得しました。自力で公式ドキュメントを読み解き、解決策を見つける粘り強さが私の強みです。
企業としては、長く活躍してくれる人材を採用したいもの。明確なキャリアプランは、成長意欲の高さと企業への貢献意欲のアピールに繋がります。できれば、5年先まで見据えた目標を伝えられるようにすると良いでしょう。
回答例
入社後、まずは御社の開発環境にいち早く慣れ、貢献できる基礎力を築きます。5年後には、最先端技術にも挑戦し、御社の技術力の維持・向上に貢献できる存在になりたいと考えております。
最後の逆質問は、企業への関心の深さと当事者意識を示すチャンスです。給与や福利厚生といった調べれば分かる内容の質問は避け、入社後の具体的な業務や成長機会に関する質問をするようにしましょう。
質問例
入社後、未経験者が早期に戦力となるために、特に習得を期待される技術は何でしょうか？
面接の場では、自身の経験と結びつけた意見や想いを、自信を持って伝えることが大切です。真っ直ぐ気持ちが、内定を勝ち取る鍵となるはずです。
ゲーム好きなら良くご存知のとおり、家庭用ゲーム機、Webゲーム（ブラウザゲーム）、スマートフォンのゲームアプリ、ネット通信型のゲームなど、ゲームはますます多様化しています。ゲーム業界も時代の変化に伴う各種プラットフォームへの対応を余儀なくされ、次々に新しいゲームを送り出しています。そんなゲーム制作の現場で、ゲームプログラマーがおさえておかなければならないプログラミング言語とは？ おさえておきたいプログラム言語はコレ！
転職活動をすすめる際の心得として、あらためて認識しておきたいこと。「転職とは即戦力として入社すること」という事実。ここをしっかりと理解することが、この先の転職活動をスムーズに進めることにつながります。企業はなぜ中途入社の社員を採用するのか？新卒採用との違いは何か？即戦力とはどういうことか？を、ひとつずつ確実に理解し、自分なりに得心しておきましょう。 転職とは即戦力として入社することである！
